「ミト2マックス、名前が変わってる?」
久しぶりに注文しようとして、そう思った方がいらっしゃるかもしれません。
ミト2マックスは現在、「メタPWRミト2マックス」という名前になっています。 単なる改名ではありません。処方そのものに手が入り、メタPWRシリーズの一員として位置づけ直されました。
ところが、ネット上に残っている解説記事の多くは、旧仕様のまま止まっています。成分表の一部だけを取り上げたもの、摂取量が公式と違うもの──読んでいる側からすると、どれが今の正しい情報なのか分かりません。
佐藤美咲


この記事では、次の順番でお伝えします。
- この製品の公式データ(内容量・価格・摂取目安・栄養成分表示)
- 「ミト2マックス」から何が変わったのか
- 主成分を全部並べて、それぞれが何に関わる成分なのかを整理
- 1日4粒をいつ飲むか、という現実的な話
- 続けるかどうかを決める前に、確認しておきたいこと
売り込みではなく、判断材料をそろえる記事です。合わないと思ったら買わない、という結論も含めて。
メタPWRミト2マックスの基本データ


まず、公式情報をそのまま置きます。ここが出発点です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | メタPWRミト2マックス |
| 製品番号 | 60227868 |
| 内容量 | 120粒 |
| 参考小売価格 | 10,800円(税込) |
| 会員価格 | 7,200円(税込) |
| PV | 45 |
| 摂取目安 | 1日4粒 |
1日4粒で120粒。つまり1本がちょうど30日分です。ここは覚えておくと計算が早くなります。
栄養成分表示は、4粒(1.4g)あたり次のとおりです。
| 成分 | 4粒あたり |
|---|---|
| 熱量 | 1kcal |
| たんぱく質 | 0g |
| 脂質 | 0g |
| 炭水化物 | 0.4g |
| 食塩相当量 | 0.001g |






もうひとつ、公式に明記されている特徴があります。カフェインを含んでいません。 夕方以降にカフェインを避けたい方、普段からコーヒーの量を意識している方にとっては、ここは判断材料になります。
「ミト2マックス」から何が変わったのか


旧製品を知っている方向けに、差分を整理します。
| 旧:ミト2マックス | 現行:メタPWRミト2マックス | |
|---|---|---|
| シリーズ | 単独製品 | メタPWRシリーズに統合 |
| 中核成分 | L-カルニチン/α-リポ酸/CoQ10 | 同左 + PQQ |
| 植物系 | 冬虫夏草・霊芝・イチョウ葉 | 同左 + アメリカニンジンエキス |
| ポリフェノール | ライチ果実エキス・チャ抽出物 | 同左 |
| 精油ブレンド | — | メタPWRブレンドオイル配合 |
変更の中心は2つです。PQQの配合と、メタPWRブレンドオイルの追加。






もしお手元の情報が「L-カルニチン・α-リポ酸・CoQ10の3つが主成分」で止まっているなら、それはリニューアル前の説明です。
メタPWRミト2マックスの主成分を、全部並べる


ここが本記事の中心です。公式の主成分表記を、そのまま書き出します。
L-カルニチン-酒石酸塩、アルファリポ酸、コエンザイムQ10、アメリカニンジンエキス、トウチュウカソウ末、イチョウ葉エキス、霊芝末、ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩、ライチ果実エキス、チャ抽出物、マルトデキストリン、HPMC、微結晶セルロース、クエルセチン、ステアリン酸Ca、香料(グレープフルーツ、レモン、ペパーミント、ショウガ、シンナモン)、微粒二酸化ケイ素
長いので、性格ごとに5つのグループに分けて見ていきます。
① エネルギー代謝に関わる3成分
L-カルニチン-酒石酸塩/アルファリポ酸/コエンザイムQ10。 公式が筆頭に挙げている3つです。
この3つは、栄養学の世界ではセットで語られることが多い組み合わせです。理由は、いずれも細胞のミトコンドリアでのエネルギー産生に関わる成分として研究されてきたからです。
- L-カルニチン ── 脂肪酸をミトコンドリア内へ運ぶ役割を担う成分として知られています
- コエンザイムQ10 ── 糖や脂肪を代謝してエネルギーをつくる過程と、抗酸化の両方に関わります
- α-リポ酸 ── 抗酸化に関わるほか、他の抗酸化物質を再生する働きが報告されています
大阪公立大学の健康科学イノベーションセンターも、この3成分をミトコンドリアのエネルギー産生に関わる成分として整理しています。単独ではなく組み合わせて摂ることの意味が語られてきた成分群です。






② PQQ(ピロロキノリンキノン)


今回のリニューアルで加わった成分です。公式表記は「ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩」。
PQQは1979年にメタノール資化性細菌から発見された物質で、緑茶・納豆・パセリなどに微量に含まれています。まったくの人工物ではなく、日常の食品にも存在する成分です。
研究の動きが速い分野で、国内でも報告が続いています。
| 発表元 | 時期 | 内容 |
|---|---|---|
| 東邦大学 | 2026年7月 | PQQと誘導体IPQのアンチエイジング作用を発見 |
| 東京大学大学院農学生命科学研究科 | 2025年12月 | PQQが受容体GPR35を活性化する分子機構を解明 |
| 名古屋大学 | 2017年 | 細胞膜由来活性酸素による寿命延長メカニズムを報告 |
また、健常な中高年を対象としたヒト試験で、記憶に関する指標についての報告があり、CoQ10との組み合わせに関する報告も出ています。この製品がPQQとCoQ10を同時に配合しているのは、この文脈で読むと理解しやすくなります。






③ 植物由来の伝統素材
アメリカニンジンエキス/トウチュウカソウ末(冬虫夏草)/イチョウ葉エキス/霊芝末。
いずれも東洋・西洋の伝統のなかで長く用いられてきた素材です。アメリカニンジンは、いわゆる高麗人参とは別種のPanax quinquefoliusにあたります。
この4つは、現代的な代謝成分(①②)と伝統素材を組み合わせるというdoTERRAの設計思想が表れている部分です。片方だけを見ると、この製品の輪郭は見えてきません。
④ ポリフェノール系
ライチ果実エキス/チャ抽出物/クエルセチン。
ライチ果実エキスとチャ抽出物由来の低分子ポリフェノールは、公式が「内側からの若々しさ」の文脈で挙げている成分です。この低分子化されたライチ由来ポリフェノールは、一般にオリゴノールという名称で知られています。
クエルセチンは玉ねぎの皮などに多く含まれるフラボノイドで、こちらも抗酸化の研究で扱われることの多い成分です。
⑤ メタPWRブレンドオイル
リニューアルで加わったもうひとつの要素です。香料として、グレープフルーツ、レモン、ペパーミント、ショウガ、シンナモンが配合されています。



精油の成分がなぜ体に働きかけるのか、その基礎については精油が効く科学的理由 ── テルペン類の薬理作用でも扱っています。
ミトコンドリアという「発電所」の話
ここまで成分を見てきましたが、そもそもなぜミトコンドリアなのか、を整理しておきます。
ミトコンドリアは、細胞のなかでエネルギー通貨であるATPをつくる小器官です。「発電所」にたとえられることが多い存在で、心筋や骨格筋、脳など、エネルギー需要の大きい組織に多く存在します。
ここで大事なのは、発電所は原料がなければ動かないということです。
- 燃料を運び込む係
- 発電の反応そのものに関わる係
- 発電の副産物(活性酸素)を処理する係
先ほどの①②の成分群は、それぞれこのどこかに関わる成分として研究されてきました。「1つ入れれば足りる」ではなく複数を組み合わせる設計になっているのは、そういう理由です。









エネルギーがつくれない背景に、鉄やビタミンB群の不足が隠れているケースもあります。詳しくは慢性疲労の原因は栄養素不足?で扱っています。
飲み方──1日4粒を、いつ飲むか


公式の使用方法はこうです。
健康補助として1日4粒を目安に水等と一緒にお召し上がりください。生活リズムに合わせ、活動時間帯でのご利用をおすすめしています。
ポイントは2つあります。
① 1日4粒です。 ネット上には「1日2粒」と書かれた情報が残っていますが、公式表記は4粒です。ここは必ず公式に合わせてください。2粒だと、公式が想定している量の半分になります。
② 活動時間帯に飲む。 公式が「生活リズムに合わせ、活動時間帯で」と明記している点は見落とされがちです。カフェインは入っていませんが、活動に向けた設計の製品ですから、就寝直前より日中のほうが趣旨に合います。
現実的な飲み方としては、次のような分け方が考えられます。
| パターン | 分け方 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 朝まとめて | 朝4粒 | 飲み忘れが心配な方 |
| 朝夕2回 | 朝2粒/昼2粒 | 一度に多いと感じる方 |
| 活動前 | 運動・仕事前に4粒 | トレーニング習慣のある方 |






続ける前に確認しておきたいこと


判断材料として、注意点を正直に書きます。
服薬中の方は医師・薬剤師へ
イチョウ葉エキスをはじめ、医薬品との相互作用が知られている素材が含まれています。 常用しているお薬がある方、特に血液に関わるお薬を服用中の方は、自己判断せず必ず主治医または薬剤師にご相談ください。ここは省略できません。
妊娠中・授乳中の方
妊娠中・授乳中の方は、健康食品全般について慎重な判断が必要です。かかりつけの医師にご確認ください。
表示どおりの量を守る
「多く飲めばそのぶん良い」という考え方は、健康食品では通用しません。1日4粒という目安を超えないでください。
体質に合わない場合
胃腸がデリケートな方は、空腹時を避けて食後に召し上がるほうが負担が少ない場合があります。合わないと感じたら、続けずに中止してください。
アレルギー
原材料に、ご自身のアレルゲンが含まれていないか、必ずご確認ください。






価格をどう見るか


金額の話も避けずに書きます。
| 金額 | 1日あたり | |
|---|---|---|
| 参考小売価格 | 10,800円(税込) | 360円 |
| 会員価格 | 7,200円(税込) | 240円 |
| 差額 | 3,600円 | 120円 |
1本30日分で計算した金額です。会員価格と小売価格の差は3,600円。1か月で3,600円、1年続ければ43,200円の差になります。



会員価格や、続けるほど還元率が上がるLRPの仕組みについてはdoTERRA LRPロイヤルティ・リワード完全ガイドで詳しく解説しています。
正直に申し上げると、1日240円は安いサプリではありません。 ただ、L-カルニチン・CoQ10・α-リポ酸・PQQを個別に買いそろえた場合と比較する、という見方はできます。判断は、ご自身の予算と優先順位で。
なお、ビタミン・ミネラルの土台をまず整えたいという方にはVMG+の成分設計のほうが先かもしれません。順番の話は、けっこう大事です。
メタPWRシリーズのなかでの位置づけ


ミト2マックスは、単独の製品ではなくシリーズの一員です。ここを理解しておくと、「自分に必要なのはこれなのか」が判断しやすくなります。
メタPWRシリーズは、代謝と活動的なライフスタイルをテーマにした製品群として設計されています。そのなかでミト2マックスが担うのは、細胞のエネルギー産生に関わる成分を届けるパートです。
一方、doTERRAのサプリメントには別の系統もあります。
| 系統 | 役割 | 代表製品 |
|---|---|---|
| 土台づくり | ビタミン・ミネラルの基礎的な補給 | VMG+ |
| 代謝・活動 | エネルギー産生に関わる成分 | メタPWRミト2マックス |









VMG+の設計についてはVMG+徹底解説にまとめています。
よくある質問
Q. 1日4粒は、まとめて飲んでも大丈夫ですか?
公式の記載は「1日4粒を目安に水等と一緒に」で、分割の指定はありません。まとめて飲むことも、朝夕に分けることも可能です。一度に4粒が多いと感じる方は、分けたほうが続けやすいでしょう。ただし1日の合計が4粒を超えないようにしてください。
Q. いつ飲むのがいいですか?
公式が「生活リズムに合わせ、活動時間帯でのご利用をおすすめしています」と明記しています。就寝直前ではなく、朝から日中にかけてが趣旨に沿った飲み方です。
Q. カフェインは入っていますか?
入っていません。 公式もカフェインを含まない点を特徴として挙げています。カフェインを控えたい方の選択肢になります。
Q. 他のdoTERRAサプリと併用できますか?
製品同士の併用について公式に禁止の記載はありませんが、同じ成分が重複しないか原材料を確認してから判断してください。判断に迷う場合は、購入元のウェルネス・アドボケイトかdoTERRAカスタマーサービスへご相談ください。
Q. どれくらい続ければいいですか?
健康食品に「何日で〇〇」という基準はありません。1本=30日分ですので、まずは1本を目安にご自身の体調と相談しながら、というのが現実的です。合わないと感じたら中止してください。
Q. 旧「ミト2マックス」との違いは?
PQQの配合とメタPWRブレンドオイルの追加が主な変更点です。現在流通しているのはこちらです。旧仕様の情報を参照している解説記事にはご注意ください。
Q. 薬を飲んでいますが問題ありませんか?
必ず医師または薬剤師にご相談ください。 イチョウ葉エキスなど、医薬品との相互作用が知られている素材が含まれています。ここは自己判断しないでください。
Q. 保管方法は?
高温多湿・直射日光を避け、常温で保管してください。開封後はしっかりフタを閉め、お早めにお召し上がりください。






サプリの前に、食卓を見る
ここまで成分の話をしてきて、最後にこれを書くのは矛盾しているように見えるかもしれません。でも、これが本音です。
サプリメントは食事の代わりにはなりません。
東京都保健医療局も、健康食品について「栄養素を強化・濃縮したものが多く、それだけを摂取していると過剰症の危険性もある」と注意を促しています。管理栄養士の解説でも、1日3食きちんと摂れていれば基本は食事で足りる、という見解が示されています。
そして、同じ栄養素でも「どう摂るか」で吸収は変わります。
- ビタミンDなどの脂溶性ビタミンは、脂質と一緒でないと吸収されにくい
- 非ヘム鉄は、ビタミンCと一緒だと吸収率が上がる
- コーヒー・紅茶・緑茶のタンニンは、鉄の吸収を妨げる
- カルシウムは、ビタミンDがあると吸収率が上がる






食事から整える具体的な進め方はT7式 食事改善の始め方にまとめています。


LINEで【T7チェックシート】と送っていただくと、7つの視点で今の状態を確認できるチェックシートを無料でお渡ししています。
サプリを足すべきか、それとも先に整えるところがあるのか。判断の順番を決めるところから始めていただけます。
まとめ


この製品について、公式情報をもとに整理しました。
- 製品名はメタPWRミト2マックスに変更。旧「ミト2マックス」の情報は仕様が古い
- 主成分はL-カルニチン/α-リポ酸/CoQ10/PQQ+植物素材+ポリフェノール。一部だけを取り上げた解説は不十分
- リニューアルの中心はPQQの配合とメタPWRブレンドオイルの追加
- 摂取目安は1日4粒。120粒=30日分。「1日2粒」は誤情報
- 活動時間帯に飲む設計。カフェインは不使用
- 会員価格7,200円/小売10,800円。差額は月3,600円
- 服薬中・妊娠授乳中の方は、必ず医師・薬剤師へ相談を
- サプリは食事の代わりにならない。まず食卓、それから補う






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参考・出典
- doTERRA JP 公式製品ページ|メタPWRミト2マックス
- 東邦大学 プレスリリース|PQQとその誘導体IPQのアンチエイジング作用を発見(2026年7月28日)
- 東京大学大学院農学生命科学研究科|PQQが受容体GPR35を活性化する分子機構を解明(2025年12月19日)
- 名古屋大学|細胞膜由来活性酸素による寿命延長メカニズムを世界で初めて発見
- 大阪公立大学 健康科学イノベーションセンター|食事で疲れをとる
- 東京都保健医療局|健康食品に関する食品安全FAQ
本記事は健康食品に関する一般的な情報提供であり、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。体調に不安のある方、通院・服薬中の方は、必ず医師または薬剤師にご相談ください。


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