正直に言う。
「暮らしを整える」なんて、数年前の僕には縁もゆかりもない言葉だった。
でも今、それが僕のビジネスの中心にある。その理由を、今日は飾らずに話したいと思う。
あの頃の僕は、暮らしを「削る」ことしか考えていなかった
数年前、僕はいわゆる「忙しいビジネスマン」そのものだった。
朝は早く、夜は遅い。
移動中はスマホ、食事は片手間、睡眠は「削れるなら削る」という感覚。
時間を生産性に換算する癖が染みついていて、「暮らし」という概念そのものが、どこかコスト扱いになっていた。
整える余裕なんてない。整えなくてもなんとかなる。
そう思い込んでいた。
実際には、なんとかなっていなかったのだけど。
アロマとの出会いは、偶然じゃなかったのかもしれない
転機は突然やってきた。
あるとき、取引先のオフィスに入ったら、空気がまるで違った。
ふわっと、何かが漂っていた。
「何の香りですか?」と聞いたら、「アロマです」と。
それだけだった。それだけのことだったのに、なぜかそのとき、肩から何かがスルッと落ちた感覚があった。
ただの香りなのに、呼吸が変わる気がした。
それから気になって、少しだけ調べてみた。
精油の成分、芳香浴の仕組み、そういった一次情報を読んでいくうちに、ひとつの問いが生まれた。
「僕は毎日、どんな空間で、どんな空気を吸って、どんな状態で仕事をしているんだろう?」
気づいたら、ディフューザーを一台、オフィスに置いていた。
「整える」という行為が、アウトプットを変えた
正直、最初は半信半疑だった。
でもしばらく続けてみると、変化に気づいた。
気分が落ち着く。集中できる時間が伸びる。
頭の中のノイズが、少しだけ静かになる。
これは「香りのチカラ」の話をしたいのではない。
問題は、暮らしの質に意識を向けたこと自体が、仕事の質を変えたということだ。
デスク周りを整えると、考え方が整う。
空気を整えると、呼吸が深くなる。
朝のルーティンを整えると、一日の密度が変わる。
バラバラだった点が、線になってきた。
「忙しいから整えられない」と思っていたのに、「整えるから、忙しくても回る」という構造が見えてきた。
「暮らしを整える研究室」に込めた想い
ブランドを立ち上げるとき、名前にはこだわった。
「アロマ専門店」でもよかった。
「ライフスタイルブランド」でもよかった。
でも、僕が伝えたかったのはそこじゃなかった。
整えることは、手段ではなく、姿勢だ。
暮らしの中にある小さな感覚、たとえば「この香りで少し落ち着く」「この朝のルーティンが一日を決める」「このひとつの行動で、自分が戻ってくる」、そういうことを、真剣に研究して、実践して、伝えていく場所をつくりたかった。
「研究室」という言葉を選んだのも、そのためだ。
整えることを、趣味や癒やしで終わらせない。
生活の中に組み込んで、検証して、再現性を持たせていく。
それが、暮らしを整える研究室の根っこにある考え方だ。
忙しいビジネスマンこそ、暮らしを整える価値がある
僕が声を届けたいのは、過去の僕と同じような人だ。
✔ 毎日タスクに追われていて、自分の状態を後回しにしている
✔ 「整える」なんて余裕はないと思っている
✔ でも、どこかで「このままでいいのか」と感じている
そういう人に、伝えたいことがある。
整えることは、時間がかかることじゃない。
一本のアロマオイルを開ける。
5分早く起きて、静かな時間をつくる。
デスクの上の余計なものをひとつ片付ける。
そういう小さなことの積み重ねが、じわじわと、確実に、自分の状態を変えていく。
僕はビジネスの現場で、それを実感してきた。
だから、事業にした。だから、情報を発信している。
まとめ:暮らしを整えることは、自分を取り戻すことだ
「なぜ”暮らしを整える”というテーマを選んだのか」
答えは、シンプルだ。
それが、自分を取り戻す方法だったから。
忙しさの中で失っていた感覚、自分の呼吸、自分のペース、自分が心地よいと感じること、それを、暮らしを整えることで少しずつ回収してきた。
そして今、同じような経験をしている人たちに、その方法を届けたいと思っている。
難しいことじゃない。
特別な知識がいるわけじゃない。
まずは、ひとつだけ。
暮らしの中の「整える」を、試してみてほしい。
参照・一次情報
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド」
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)— 薬機法に関する基本情報
- 日本アロマ環境協会(AEAJ)— アロマテラピー検定公式テキスト(2020年版)
執筆:長谷川蓮(暮らしを整える研究室 コンテンツライター)
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