ウィンターグリーンの基本情報
- 学名:CatheriaprocunbensL.1753
- 科名:ツツジ科
- 産地:ネパール、中国、アメリカ北部、カナダ
- 抽出部位・方法葉から水蒸気蒸留
- 香りの特徴:清涼感のあるシャープな香り
- ノート:トップ、ミドル
- 香りの強さ濃度5
- ブレンドの分類:パーソニファイヤー、エンハンサー
- 相性のよい精油:バジル、ベルガモット、サイプレス、ゼラニウム、ラベンダーレモングラス、マジョラム、ペパーミント
芳香化学成分
- モノテルペン炭化水素類:α-ピネン(微量)、8-ピネン(微量)
- モノテルペンアルコール類:リナロール(微量)
- エステル類:サリチル酸メチル(99.8%)、サリチル酸エチル(微量)
サルチル酸メチルは主成分
和名は「ヒメコウジ」。15cmほどの常緑低木で、光沢のある暗緑色の葉をつけます。夏に咲いた花は空きには鮮やかな赤色の果実になります。湿布薬や痛み止めの薬などに用いられるサリチル酸メチルを高濃度で含んでおり、使用には注意が必要なオイルです。
この特徴をもつ植物は、ウィンターグリーンのほかは、バーチのみです。
痛み止めや消炎に有用
古くはアメリカの先住民たちが、肺活量を高めるため、子どもの虫歯予防のためにウィンターグリーンの葉を噛んでいたとされています。また、頭痛やリウマチの治療のためにお茶にして飲んでいたようです。精油を患部に直接塗れば、消炎や鎮痛に効果が期待できます。腰痛や筋肉痛、関節痛にも有用。目の覚めるような強い香りは、気分をリフレッシュさせる役割もあり、ガムによく使われています。
【有用性】
心:刺激的な香りでリフレッシュ
スーッと清涼感のある香りが感覚系に作用し、気分がすっきりします。憂うつな心が晴れやかに。認識力が高まります。
抗うつ
体:幅広く鎮痛剤として活躍
リウマチや腱炎、痛風など幅広い痛みに働きかけます。血圧低下や解熱作用も期待できます。
鎮痛、鎮痙、消炎、抗炎症、抗リウマチ、去たん作用、解熱、消化促進
肌:優れた殺菌作用を発揮
肌を殺菌し、ニキビの洗浄に役立ちます。リンパのうっ滞を除去する作用もあるのでむくみにも効果的です。
殺菌、収れん、うっ滞除去
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