【ローズマリー】-シャープな香りで刺激し心身を活性化する-

シングルオイル

【ローズマリー】の特徴

  • 学名:KonnciseffetalisL.1753
  • 科名:シソ科
  • 産地:チュニジア、モロッコ、フランス、スペイン
  • 抽出部位・方法:開花中の花から水蒸気蒸留
  • 香りの特徴:刺激のあるハーブの香り
  • ノート:ミドル
  • 香りの強さ:濃度3
  • ブレンドの分類:エンハンサー
  • 相性のよい精油:パジル、フランキンセンス、ラベンダー、ペパダス、マジョラム
    ント、ユーカリプ

【ローズマリー】の芳香化学成分

  • モノテルペン炭化水素類:α-ピネン(9,7%)、8-ピネン(8.1%)、カンフェン(3.9%)、リモネン(2.5%)、ミルセン(1.6%)
  • モノテルペンアルコール類:ボルネオール(3.2%)、α-テルピネオール(2%)、
    セスキテルベン酸化水素6-カリオフィレン(4.4%)
  • ケトン類:カンファー(10.5%)
  • オキサイド類:1,8-シネオール(44.4%)
  • エステル類:酢酸ボルール(15%)

聖なる植物とされたハーブ

記憶力や集中力を高め、抗菌作用や強壮作用があるとされ、ローマ時代から薫香として医療や宗教で活用されていたローズマリー。その名はラテン語「ロスマリヌス(海のしずく)」に由来します。地中海沿岸の海辺に生育し、淡いブルーの小さな花が海の色を連想させることから来ているそうです。

脳を活性化する香り

ローズマリーの香りは脳の記憶を司る海馬組織に働きかけ、記憶力や集中力を高めることから、「ブレイントニック(脳の活性剤)」とも呼ばれています。抗酸化作用も高く、老化を防いでくれる若返りのオイルとして有名です。

【ローズマリー】の有用性

心:気持ちと意識をスッキリさせる

モノテルペンのピネンやカンファーなど刺激成分が記憶を司る脳の海馬に働きかけ、集中力と記憶力を高めます。

抗うつ、神経刺激、頭脳明晰化

体:体液の循環を促進

血液やリンパ液など、体液の循環を促します。発汗や利尿作用もあり、新陳代謝を高め、体を活性化させます。

強肝強心、強壮(呼吸器系)、血圧上昇、健胃、発汗、利尿、消化促進、細胞成長、抗酸化、うっ滞除去、抗がん、抗菌、抗真菌、免疫賦活

肌:抗菌作用でニキビをケア

抗菌作用や収れん作用があり、ニキビや吹き出物のケアに役立ちます。また、脂性肌の方にもおすすめです。

抗炎症、瘢痕形成、抗菌抗酸化

MEMO 抗酸化作用のあるオイルと食事で活性酸素対策

ローズマリーをはじめ、オイルには抗酸化作用に優れたものがあります。食品添加物や農薬で汚染された食物、大気汚染、タバコ、ストレスなど、現代には活性酸素を発生させる要因が多くあり、これらをできるだけ防ぎながら、抗酸化物質を豊富に含む食べ物を食事に取り入れ、オイルのパワーを活用しましょう。

注意:妊娠中やてんかんがある方、高血圧の方は使用しないでください。

【ローズマリー】の使用方法

芳香浴:空気中に散布してもよいでしょう。

塗布:体の一部分に塗布する場合は、薄めずに使用できます。足裏の反射区やツボと患部に1、2滴塗ってください。

摂取:飲み物や食べ物に入れることができます。水120ml、またはハチミツ15mlにオイル1滴を目安に希釈。

※米国食品医薬局(FDA)によって、摂取することが安全だと認められています。
※6歳未満の子どもには摂取させないでください。6歳以上の子どもに摂取させる必要がある場合は、さらに薄めて慎重に使いましょう。

沐浴:バスタブにオイルを1、2滴入れて、入浴します。

美容:キャリアオイル30mlにオイルを6滴入れ、頭皮や髪をマッサージしてよく洗い流します。シャンプーに1滴オイルを加えてシャンプーしてもよいでしょう。

家事:肉料理の風味付けに1滴使用すると美味しくいただけます。

【ローズマリー】のおすすめの活用法

ローズマリーは勉強や仕事の効率を上げたいときに適しています。ディフューザーにオイルを6滴入れて室内に拡散するといいでしょう。朝風呂やシャワー時に使用すると、眠気を覚まし、頭をスッキリさせます。抗菌作用が関節炎や風邪などの改善に役立ちます。強い香りは消化器系や筋肉痛に働きかけます。

風邪:喉の痛みや鼻づまりに呼吸や痛みを楽にする

室内に散布するか、直接ビンから香りを吸入します。または、オイル1、2滴をコップの水に入れてうがいをします。

関節炎:新陳代謝を促進して体の痛みをやわらげる

患部にオイルを1、2滴塗ります。筋肉痛やリウマチ、神経痛の緩和などにも役立ちます。ラベンダーやペパーミントとブレンドしてもいいでしょう。

眠気:眠気を覚まし集中力を高める

車の運転中の香りとしてもおすすめです。直接ビンから吸入するか、ハンカチなどに含ませて車内に置きましょう。集中力を高めてくれます。

ヘアケア:べたつく頭皮や髪フケの悩みに

キャリオイル30mlに6滴入れて混ぜ合わせ、頭皮と髪をマッサージしながら塗り、洗い流します。シャンプーに1滴入れてもいいでしょう。

対応する症状

低血圧、気管支炎、フケ、セルライト、うつ、糖尿病、疲労(神経的、精神的)、インフルエンザ、脱毛、頭痛、肝炎(ウイルス性)、月経(不順)、副鼻腔炎、頻拍、膣炎、悪寒、大腸炎、膀胱炎、消化不良、免疫系(刺激)、耳炎、動悸、胸やけ、ストレス関連の疾病、肺循環の滞り、関節炎、うつ、筋肉痛、風邪、脂性分が多い頭皮、便秘、下痢、肩こり、月経痛、冷え性、花粉症、不安、不眠、更年期障害、乗り物酔い、鼻づまり、せき、腰痛、食欲不振

MEMO 頭皮の細胞を元気にするヘアパック

材料(1回分):クレイ・・・大さじ4、精製水・・・大さじ4、キャリアオイル・・・小さじ2、ハチミツ・・・大さじ1、イランイラン3滴、ローズマリー2滴

作り方:

1.容器にクレイと精製水を入れ、水分が浸透したらよく練ります。

2.別の容器にキャリアオイルとハチミツを入れて混ぜた後、オイルを加えて練ります。

3.1に2を入れてしっかり練り、乾いた頭皮に塗って20分ほど置いた後、よくすすぎます。

【ローズマリー】の研究報告

低血圧:初期の低血圧患者に対するローズマリー・エッセンシャルオイルによる経口治療は、ローズマリー治療の前後の被験者のプラセボ治療と比較して、血圧値を上昇させることが判明した(Fernandez et al.,2014)。

鎮痛作用・消炎作用:マウスとラットで、ローズマリーのエタノール抽出物が抗侵害受容作用(痛みを遮断する作用)と消炎作用を示すことが判明した
(González-Trujano et al.,2007)。

抗バクテリア作用:ペパーミントとローズマリーの各オイルに、歯の生体膜(歯垢)防止において、クロルヘキシジン(防腐薬)よりも、高い効果があることが判明した(Rasooli et al.,2008)。

抗ガン作用:人間の白血病と乳ガンに対して、ローズマリーのエタノール抽出物が、増殖抑制効果と抗酸化効果を示すことが判明した(Cheung et al.,2007)。

抗ガン作用:ローズマリーの抽出物をラットに注入したところ、ラットの乳腺ガンが減少することが判明した(Singletary et al.,1996)。

抗ガン作用:生体外実験で、カルノシン酸(ローズマリー由来)が、人間の白血病細胞の増殖を抑制するのが見られた(Steiner et al.,2001)。

抗真菌作用:ローズマリー・オイルがアルペルギルス真菌によるアフラトクシン生成を抑制するのが見られた(アフラトクシンとは、非常に毒性が高い発ガン性物質で、アスペルギルス真菌によって生成されます)(Rasooli et al.,2008)。

抗炎症作用:ローズマリー・オイルに、マウスで抗炎症作用と末梢の抗侵害受容作用(痛覚感受性遮断)があるのが判明した(Takaki et al.,2008)。

抗酸化作用:ローズマリー抽出物に強い抗酸化作用が見られた。研究したローズマリー成分のうち、ローズマリーから抽出したローズマリン酸とカルノシン酸に、最も強い抗酸化作用が見られた(Almela et al.,2006)。

抗酸化作用:ローズマリー抽出物の抗酸化レベルが高いことが判明した
(Moreno et al.,2006)。

抗酸化作用:H2O2と光増感作用があるメチレンブルーに細胞を浸したところ、ローズマリーのエタノール抽出物が保護効果を示し、細胞のDNAが酸化で損傷しなかった(Slamenova et al.,2002)。

関節炎:関節炎の患者に、ラベンダー、マジョラム、ユーカリ、ローズマリー、ペパーミントのオイルとキャリアオイルをブレンドして使用すると、対照グループと比較して、認識できる痛みと鬱が減ることが判明した(Kim et al.,2005)。

気管支炎:慢性気管支炎の患者で、ローズマリー、バジル、ファー(モミ)、ユーカリのオイルに抗酸化効果があることが判明した。ラベンダーが脂質量の正常化を促進することも分かった(Siurin et al.,1997)。

うつ病:ローズマリー植物成分の経口投与後、2つのストレステストを受けたマウスに、そのエッセンシャルオイルを含むローズマリーの多くの成分が、抗うつ剤様作用を及ぼすことが判明した(Machado et al.,2013)。

脱毛:脱毛症(抜け毛)に苦しむ患者に、タイム、ローズマリー、ラベンダー、シダーウッドのオイルをブレンドしたキャリアオイルで頭皮マッサージすると、キャリアオイルだけで頭皮マッサージした対照グループと比較して、改善する傾向があった(Hay et al.,1998)。

記憶:ローズマリーの芳香を嗅いだ被験者は、嗅いでいない被験者よりも、注意力が鋭くなって、数学の計算が速くできた(Diego et al.,1998)。

記憶:一連のバッテリーテストを受けたボランティア被験者が、ラベンダーとローズマリーの芳香を嗅ぐと、満足度が高まることが判明した。ローズマリーの芳香は、対照グループよりも、記憶の質も高めた(Moss et al.,2003)。

ストレス:ローズマリーオイルを吸入したマウスは、しなかったマウスよりも尾懸試験でストレス関連の行動が少ないことが判明した(Villareal et al.,2017)。

ストレス関連の症状:ローズマリーオイルが、ウサギとモルモットの気管平滑筋に対して、弛緩効果を示した(Ag et al,1991)。

肝硬変:ローズマリー・エッセンシャルオイルを毎日投与したラットは化学物質誘発性肝障害に対して保護作用を示した(RaKovi et al.,2014)。

骨粗鬆症:ローズマリーまたはユーカリのエッセンシャルオイル(および他のエッセシャルオイルに含まれるいくつかのモノテルペン類)の経口摂取はラットの骨吸収・破壊(骨の細胞レベルでの破壊する仕組み)を阻害することが発見された
(Muhlbauer et al.,2003)。

大腸炎:ローズマリーのエッセンシャルオイルは、大腸炎を誘発したラットに経口または腹腔内に投与した場合、大腸組織の損傷および大腸炎の指標を減少させるのに効果的であることが判明し、これはローズマリーに抗大腸炎作用があることを示す(Minaiyan et al.,2011)。

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