【ヤロウ】-英雄アキレスが使った兵士の傷を癒した薬草-

学名:Achillea mibgfolson L. 1753 科名:キク科 産地:フランス、ハンガリー ブルガリア、アルバニア 抽出部位・方法: 花と葉から水蒸気蒸留
香りの特徴:甘くさわやかなハープの香りノート: 香りの特徴: 甘くさわやかなハーブの香り
ノート: ミドル 香りの強さ: 濃度4
ブレンドの分類:パーソニファイヤー、エンハンサ
相性のよい精油:カモミール、クラリセージ、ジェニパーベリー、ベルガモット、レモン、
ローズマリー
芳香化学成分
モノテルペン炭化水素類: サビネン(<40%)、α-&B-ピネン (<1675)、
カンフェン(<6%)、 アーテルビネン(微量)
モノテルペンアルコール類: ボルネオール(<9%)、 テルビネオール(微量) セスキテルペン炭化水素類: カマズレン(<30%)、 ゲルマクレン-D(<13%)、 トランスβ-カリオフィレン(微量)、ジヒドロアズレン(微量)、フマレン(微量) セスキテルペンアルコール類: α-カディノール(機量)
ケトン類: カンファー(<18%)、 イソアルテミシアケトン(<10%)、 ツジョン (微量) フェノール類: テルビネン-4-オール(微量)
オキサイド類: 1,8 シネオール(<10%)、 カリオフィレン(微量)
エステル類:酢酸ボルニル(微量)
ラクトン類:アキリン(微量)
魔除けに使われた特徴的な葉
スコットランドでは魔除けやお守りとして使われてるヤロウ。葉に細かい切れ込みが入っていることから日本では「セイヨウノコギリソウ」という名前がついています。学名のアキレア(Achillea)は、ギリシャ神話に登場する英雄アキレスがトロイ戦争で、兵士の傷を止血するためヤロウを使ったことが由来です。

抗炎症作用に優れたオイル
青い色の成分カマズレンを多く含んだヤロウのオイルは、アズレンブルーと呼ばれる美しい色をしています。成分のカマズレンは抗炎症、抗アレルギー作用が高く、傷やあかぎれ、湿疹などのケアに適しています。

【有用性】
心負の感情を和らげる
怒りや動揺、無気力、倦怠感、イライラなど、滞った気や抑圧された感情をケアします。エネルギッシュに活動できるでしょう。
血行促進、増血、神経強壮、鎮静

体月経や更年期の悩みに
女性ホルモンに似た作用があり、月経や更年期障害など女性特有の症状を緩和します。増血作用があるので、貧血にも有用です。
増血、抗アレルギー、鎮痛鎮痙、抗炎症、ホルモン分泌調整、抗菌、抗ウイルス、去たん、通経、循環器強壮

肌高い抗炎作用で傷を癒す
抗炎作用が高く、傷口やあかぎれなどの炎症を和らげます。抗アレルギー作用もあり、アレルギーによる湿疹もケアします。
瘢痕形成、抗掻痒、収れん、抗アレルギー、殺菌

使用方法
芳香浴:ビンから直接香りを吸入するか、空気中に散布します。

塗布:体の一部分に塗布する場合は、薄めずに使用できます。足裏の反射区やツボと患部に1、2滴塗ってください。

摂取:飲み物や食べ物に入れることができます。水250ml、にオイル1滴を目安に希釈。
※米国食品医薬局(FDA)によって、摂取することが安全だと認められています。
※6歳未満の子どもには摂取させないでください。6歳以上の子どもに摂取させる必要が
ある場合は、さらに薄めて慎重に使いましょう。

美容:化粧水や乳液、クリームに加えて使えます。
おすすめの活用法
ヤロウは「傷の特効薬」「兵士の傷薬」とも呼ばれ、古くから傷を癒し肌の修復に役立つハーブとして知られています。同じカマズレンを含むオイルには、ブルータンジーがあり、同様に活用できます。

イライラ
抑圧された怒りやストレスを解放する
ディフューザーに5、6滴入れ、室内に拡散させます。ビンから直接香りを吸入するか、ティッシュやコットンに1滴垂らして、吸入しても。

関節炎
関節の腫れや炎症に痛みや硬直を和らげる
キャリアオイル15mlに1、2滴加え、患部をマッサージします。患部に直接1、2滴を塗布してもいいでしょう。アロマバスもおすすめです。

月經不順
ホルモンの分泌を整え血液循環をよくする
キャリアオイル15mlに5滴ほど加え、腹部と腰をマッサージします。お腹は時計回りに円を描くように、腰は尾てい骨と腰骨の間を意識して

手荒れ
カサカサやひび割れつらい痛みや痒みに
キャリアオイル15mlに15滴加えたものを手にすり込みます。ドライスキンや唇のかさつきにも活用できます。

対応する症状
悲しみ、不安、貧血、食欲不振、冷え性、更年期障害、腰痛、関節炎、胃痛、ニキビ・吹き出物、あかぎれ、切り傷、傷、手荒れ、かゆみ、アレルギー性皮膚炎、ストレス

研究報告
抗酸化作用:ヤロウ・エッセンシャルオイルは、いくつかの病原菌および真菌に対して抗酸化および抗微生物作用を発揮した(Candanetal.,2003)。

注意
妊娠や授乳中、アレルギー、てんかんがある方、お子さまは医師にご相談のうえご使用ください。

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