学名:Lepussperman soprun Forst, & C.Forst 1776 科名:フトモモ科
産地: 1—-
ージーランド
抽出部位・方法:葉・花・枝から水蒸気蒸留
香りの特徴:スパイシーで心が温まる香り ノート:ミドル 香りの強さ: 濃度3 ブレンドの分類:エンハンサー、イケオライザー
相性のよい精油: サイプレス、ユーカリプタス、ラベンダー、ローズマリー、ライム
芳香化学成分
モノテルペン炭化水素類 -/-ビネン(数量)
モノテルペンアルコール類:リナロール(微量)、ゲラニオール(微量)
セスキテルペン炭化水素類:トランス・カラメネン (<15%)、 カディナ3,5-ジエン (<10%)、
カジネン (7%)、αパン(%)、α-&β-セリネン(微量)、α-クペペン(微職)、
Ô -アモルフェン(微量)、B-カリオフィレン(微量)、
アロマデンドレン(微量)、フムレン(微造)
環状トリケトン類:レプトスペルモン (17)
イソーレプトスペルモン (<5%)、
フラペソン (<5%)
癒やしの木と呼ばれる低木
マヌカはニュージーランドにのみ自生するフトモモ科の低木です。原住民マオリ族の言葉で「癒やしの木」「復活の木」という意味があります。現地の真夏である12月頃、小さく白い花が枝いっぱいに咲きます。この花からミツバチが集めた蜜がスーパーフードのマヌカハニーとなります。
痛みや傷を癒してくれる
マオリ族は、高い殺菌力と抗菌力を誇るマヌカを薬として使っていました。生葉を傷の治療や湿布にし、煎じた葉を解熱や鼻づまりに、葉と皮を煮立てた汁は腰や関節に塗り、痛みを癒していたそうです。ティーツリーと作用が似ていますが、パワーはティーツリー以上といわれ「ニュージーランド・ティーツリー」とも呼ばれています。
【有用性】
心ショックを軽減する
過敏になっている神経を落ち着かせ、疲れた心を癒します。鎮静作用に優れているので、ショックを受けたときに適しています。
鎮静
体風邪や鼻づまりをラクにする
抗菌、抗ウイルス作用が高く、感染症対策に有用です。また、鼻やのどの症状を緩和させる働きも優れています。
鎮痛、抗菌、抗真菌、抗感染、抗ウイルス、抗ヒスタミン、防腐、充血緩和
肌脂性肌や頭皮のべたつきに
殺菌や炎症を鎮める作用があるので、傷や皮膚のトラブルにも役立ちます。頭皮のベタつきやフケなどの悩みにも役立ちます。
抗菌、抗炎症、殺菌
その他防虫
Column
地球が与えてくれたヒーリングオイル
マヌカはその木に触れた人々を祝福する不思議な力をもっていると言われています。その力は、人間をいやすために地球が与えてくれた贈り物。私たちはマヌカから祝福を受け取り、感謝と安らぎの中で生きることができるのです。たとえ悲しい出来事があっても立ち直らせてくれる力を与えてくれるでしょう。
使用方法
芳香浴:ビンから直接香りを吸入するか、空気中に散布します。
塗布:体の一部分に塗布する場合は、薄めずに使用できます。足裏の反射区やツボと患部に1、2滴塗ってください。敏感肌の方はキャリアオイルで薄めてください。
沐浴:お湯をはったバスタブにオイルを3~5滴垂らし、入浴をします。
美容:化粧水に1滴オイルを加えて、いつものお手入れをしてください。
家事:スプレーボトルに50mlの水とオイルを10滴ほど入れれば、虫よけのスプレーになります。
おすすめの活用法
ティーツリーと同じく、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行る時期に、大活躍する精油です。アロマバスで高い抗菌、殺菌作用が期待できます。それはマヌカの方が香りに刺激が少ないためです。ディフェーズしたり、手の除菌はもちろん、掃除にも役立ちます。
日焼け日焼けをしたあとのパックにおすすめ
化粧水を手に取り、滴加えて肌になじませます。コットンに化粧水を浸し、パックをしてもいいでしょう。
感染症対策高い殺菌力と抗菌力で感染症に備える
インフルエンザや感染症対策におすすめです。カップにお湯を注ぎ、1滴垂らして、香りをゆっくりと鼻と口から吸い込みます。
注意妊娠、授乳中の方は、医師にご相談のうえご使用ください。
対応する症状
風邪、鼻づまり、気管支炎、花粉症、喘息、関節炎、リウマチ、皮膚炎、創傷、湿疹、水虫、インフルエンザ、筋肉痛、傷、のどの痛み、ヘアケア
研究報告
抗バクテリア作用:マヌカオイルは有害な口腔細菌に対して強い抗バクテリア作用を示した(Takaradaetal.,2004)。
Column
ヒスタミンってどんな物質?
アレルギーを起こす原因物質は、ヒスタミンという化学物質です。抗ヒスタミン作用は、このヒスタミンの働きを阻害する作用をいいます。ヒスタミンが腸から吸収されて血液中に入ると、アレルギーを起こすとされています。ゼラニウムやブルータンジー、マヌカ、メリッサ、ラベンダー、レモングラスなど、抗ヒスタミン作用や免疫強壮作用のある成分を含むオイルもあるので、アレルギー症状が気になるときは、取り入れてみましょう。
アレルギーなどの免疫異常の分類
・即時型アレルギー:免疫グロブリンが関与するアレルギーです。ヒスタミンによる血管拡張やむくみ、かゆみなどの症状が現れます。じんま疹、食物アレルギー、花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショックなどがあります。
・遅延型アレルギー:アレルギーの原因となる抗原が侵入してきて24~48時間後にアレルギー反応が起こります。ツベルクリン反応やエッセンシャルオイルによる接触性皮膚炎もその例です。
・自己免疫疾患:自己である自分の細胞や組織にまで過剰に反応して体
を攻撃し、障害を与える疾患のことをいいます。膠原病や慢性関節リウマチ、橋本病などがあります。
後天性免疫不全(AIDS):HIV(ヒト免疫不全ウイルス)への感染によって、後天的に免疫不全になります。
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