【マグノリア】の特徴
- 学名: Magnolia x cn (DC.) Figlar2000
- 科名: モクレン科
- 産地:インドネシア フィリピン
- 抽出部位・方法: 花から水蒸気蒸留
- 香りの特徴: フルーティーでフローラルな香り
- ノート ミドル
- 香りの強さ: 濃度 3
- ブレンドの分類:エンハンサー、 イクオライザー
- 相性のよい精油:サンダルウッド、ジャスミン、ネロリ、ベルガモット、イランイラン
【マグノリア】の芳香化学成分
- モノテルペン炭化水素類: βオシメン(微量)
- モノテルペンアルコール類:リナロール(80%)
- セスキテルペン炭化水素類 10% : β-カリオフィレン、セリネン、B-エレメン
豊かな芳香の花が咲く高木
マグノリアはモクレン科に属す常緑樹で、和名を銀厚朴といい、白玉蘭、ホワイト・チャンパカとも呼ばれています。15cm~20cmほどの大きさになる革のような質感の葉と、高貴で甘くエキゾチックな香りがする肉厚の白い花をつけます。中国では花を薬用として活用しています。
鎮静作用に優れたオイル
マグノリアの花は開ききってしまうと香りが薄くなるので、蕾や花びらが少し開いた状態のものがよいとされており、1グラムのオイルを得るために5キロの原材料を必要とする、大変貴重なオイルです。
マグノリアの主成分はリナロールで、気持ちを落ち着かせる鎮静作用に優れています。自分に自信が持てない時やエネルギーを喪失した時に、穏やかに心を回復して前向きにさせてくれる効果も期待でき、ストレスを感じやすい現代人にとって大変心強い味方であると言えます。
また、その上品でエキゾチックな香りは女性の魅力を引き立たせる力があり、フレグランスとして利用することもできます。ふと不安を感じた時にその甘くフローラルな香りが心を癒し、エネルギーを与えてくれることでしょう。
【マグノリア】の有用性
心:緊張を解きほぐしリラックス
主成分リナロールが副交感神経に働きかけイライラを抑え、気持ちを落ち着かせてくれます。不眠にもおすすめです。
鎮静、抗うつ
体:たん作用がありせきを緩和する
気管支炎や風邪など、呼吸器系の不調に働きかけ、たんや喉の痛みなどを和らげます。風邪の対策にも役立つとされています。
抗菌、抗真菌、抗ウイルス、抗炎症、去たん、鎮座、強壮、鎮咳
肌:ニキビなどのお肌のトラブルに
肌の乾燥を防ぎ、コンディションを整えます。乾燥肌から脂性肌まですべての肌の悩みに働きかけます。
抗菌、抗炎症、皮脂分泌調整、殺菌
その他:防虫
注意:妊娠や授乳中、持病がある方は医師にご相談のうえご使用ください。目元や内耳など敏感な部分には使用しないこと。
栄養補助食品として摂取できません。
【マグノリア】の使用方法
芳香浴:空気中に散布したり、フレグランスとして使用してもよいでしょう。
塗布:体の一部分に塗布する場合は、薄めずに使用できます。足裏の反射区やツボと患部に1、2滴塗ってください。
沐浴:バスタブにオイルを1、2滴入れて、入浴します。
美容:キャリアオイル15mlにオイルを1、2滴入れて、フェイシャルマッサージ用オイルとして使用できます。
【マグノリア】のおすすめの活用法
マグノリアは気持ちをオープンにして、心身に活力を与えてくれるパワーがあります。ラベンダーの成分と同じ「リナロール」が豊富に含まれているので、心に働きかけストレスを緩和してくれます。
のどの痛み:不眠炎症を抑えてのどの痛みを緩和する
お湯を張った洗面器に1、2滴入れ、香りごと蒸気を吸い込みます。空気中に散布してもいいでしょう。
なかなか眠れないとき:香りで心身を癒す
ディフューザーに6滴ほど入れて、室内に散布します。1、2滴を首や背中、足裏に塗ってもいいでしょう。
乾燥肌・脂性肌:肌のコンディションを整えたいときに
キャリアオイル15mlに1、2滴加えマッサージします。ベルガモットやイランイラン各1滴をブレンドするのもおすすめ。
ニキビ:ストレス性のニキビや脂性肌におすすめ
オイルを綿棒に1滴垂らし、患部に塗布します。脂性肌は15mlのキャリアオイルに1、2滴入れマッサージします。
【マグノリア】の対応する症状
消化器系疾患、呼吸器系疾患、鎮痛、精神高揚、うつ、皮膚疾患、風邪、不眠、ニキビ・吹き出物、乾燥肌、せき、のどの痛み、敏感肌、脂性肌、普通肌、リラックス
【マグノリア】の研究報告
痛み:リナロール(マグノリアの成分)は一酸化窒素の産生と放出を阻害するその能力により、抗侵害受容効果(疼痛感覚遮断、鎮痛作用)を示すことが判明した(Peana et al.,2006)。
鎮静作用:マウスモデルにおいて、リナロール成分を吸入すると鎮静作用を示すことが判明した(Linck et al.,2009)。
マグノリアは、モクレン科の植物の総称で、世界中にさまざまな種類があります。アジアから太平洋、北米、中南米と広く分布していることから、「旅する花」とも呼ばれているようです。
マグノリアは、1億年前から存在していたといわれ、環境が変わり生物が多様な進化を遂げる中を、生き延びてきた植物です。数あるマグノリアの中で、漢方として用いられているものがいくつかあります。ホオノキの樹皮を用いた「厚朴(こうぼく)」やコブシやタムシバの花蕾を用いた「辛夷(しんい)」などがよく知られています。
マグノリアの花は、中国では美と健康をバランスよくサポートすると考えられており、伝統的に活用されている花木です。上品なマグノリアの香りに包まれると、慌ただしい気分やイライラを落ち着かせて、リラックスさせてくれます。1日の終わりに心身を癒してくれるオイルとして頼りになるでしょう。
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