【ヘリクリサム】-体の炎症反応をサポート体内の解毒を促し、癒しの力も-

シングルオイル

【ヘリクサム】の基本情報

  • 学名:Helichrysondedicaton(Roth)C.Don1830科名:キク科
  • 産地:イタリア、フランス、スペイン、ユーゴスラビア
  • 抽出部位・方法:花から水蒸気蒸留
  • 香りの特徴:ハチミツのように甘くフルーティーノート:ミドル香りの強さ:濃度3
  • ブレンドの分類:パーソニファイヤー
  • 相性のよい精油:ゼラニウム、クラリセージ、ローズ、ラベンダー、スパイス系オイル、柑橘系才亻元

ヘリクサムの芳香化学成分

  • モノテルペン炭化水素類:α-ピネン(13.4%)、リモネン(3,7%)
  • モノテルペンアルコール類:ネロール(1.4%)
  • セスキテルベン炭化水素類:ア-クルクメン(14.7%)、イタリセン(2.9%)、β-セリネン(3%)、β-カリオフィレン(2.5%)、アールクルクメン(2.4%)、セリネン(18%)
  • ケトン類:イタリジオン(Bジオン1)(2.5%)イタリジオン2(Bジオン2)(1.9%)          
  • エステル類:酢酸ネリル(33.9%)プロピオン酸ネリル(2.7%)

永遠の名で知られるオイル

ヘリクリサムは太陽のようにきらめく黄色い小さな花をつけます。

乾燥させても花の色や鮮やかさが落ちないことから、フランスでは「エバーラスティング(永久に続く)」や「イモーテル(不滅、不死)」という名前で呼ばれています。

ハチミツのような甘い香りがストレスや怒りを緩和し、心を穏やかにしてくれます。

傷を癒やす貴重な治療薬

ヘリクリサムは体内の解毒を排出し、細胞組織の成長を促進する作用があることから、ヨーロッパでは貴重な治療薬として大切にされてきました。

とくに古代ギリシャでは、傷を癒やす力が高いとされ、皮膚疾患に用いられていたようです。抗酸化力と皮膚の再生力の高さは今でも高く評価されています。

【ヘリクリサムの有用性】

心:過去のトラウマや後悔を癒す

自分の思いや感情を抑えてしまいがちな人に使って欲しい精油。否定的な気持ちを取り除き、前向きにさせてくれるほか、怒りを和らげてくれます。

鎮静、抗うつ、怒りの制御

体:慢性的なせきや喘息におすすめ

免疫力を上げる作用と解毒作用があり、アレルギー症状を緩和させます。慢性的なせきや喘息の緩和にも役立ちます。

抗バクテリア、抗カタル、抗凝固、抗酸化、抗痙攣、抗ウイルス、去たん、粘液溶解、強壮(免疫)、浄血、解毒、血行促進、心臓血管系、筋肉、骨への働き

肌:打ち身やあざ、傷のケアに

細胞再生作用があり、自然治癒力を高めて肌のダメージ修復を促します。炎症を抑えたり老廃物を除去する働きもあります。

抗炎症、細胞再生、瘢痕形成、抗菌

Column エイジングケアの強い味方

健やかな肌を保つオイルとして古くから珍重されてきました。ニキビや吹き出物などのトラブルへの対応はもちろん、優れた細胞成長促進作用によるやけどあと(瘢痕)ケアにも力を発揮します。
キャリアオイル15mlに6滴入れ、1日数回、患部に1、2滴塗ります。

ヘリクサムの使用方法

芳香浴:空気中に散布してもよいでしょう。

塗布:体の一部分に塗布する場合は、薄めずに使用できます。足裏の反射区やツボと患部に1、2滴塗ってください。

摂取:飲み物や食べ物に入れることができます。水120ml、またはハチミツ15mlにオイル1滴を目安に希釈。

※米国食品医薬局(FDA)によって、摂取することが安全だと認められています。
※6歳未満の子どもには摂取させないでください。6歳以上の子どもに摂取させる必要がある場合は、さらに薄めて慎重に使いましょう。

沐浴:お湯を入れた洗面器に1滴オイルを垂らし足浴または手浴します。

美容:キャリアオイル15mlにオイルを1滴入れて、1滴をやさしく肌にのせてフェイシャルマッサージ用オイルとして使用できます。

対応する症状

肝臓細胞の解毒と機能刺激、出血、循環機能不全、胆のう感染、静脈瘤、聴覚、血腫、リンパ排出、痛み(急性)、呼吸器疾患、しもやけ、打ち身、打撲、むくみ、ニキビ、瘢痕、不安、ストレス、下痢、風邪、くま・くすみ、シミ・シワ、乾燥肌、関節炎、傷、水虫、胸やけ、二日酔い、食欲不振、虫さされ・かゆみ、筋肉痛、敏感肌、脂性肌、普通肌、リラックス

Column① 多くの異名を持つヘリクリサム

地中海発のスキンケア商品として、「イモーテル」という名前を耳にした人もいるでしょう。これはヘリクリサムの別名です。またヘリクリサムは「カレープラント」と呼ばれることもあります。黄色い花が咲かせ、消臭作用を持つその葉がカレーのように強い香りを放つためです。

しかし、その花から作られるエッセンシャルオイルには、スパイシーな香りはありません。花を乾燥させても、その色味が衰えないことから、ドライフラワーやポプリとしても人気があります。

おすすめの活用法

ヘリクリサムは消炎作用があるので、関節痛や筋肉の痛みや打撲など、炎症に働きかけます。体の回復をサポートするので、スポーツ後のマッサージに使用するのもおすすめです。

カップにお湯をそそぎ、ヘリクリサムを1滴落とし、香りをかげば前向きな気持ちになるでしょう。

怒りがおさまらないときには、ディフューザーにヘリクリサムを6滴入れ、室内に拡散すると気持ちが落ち着いてきます。手浴、足浴もおすすめ。

洗面器にぬるめのお湯を入れ、15分ほど足や手を浸けておけば、筋肉のハリやコリがほぐれてきます。むくみや皮膚疾患、スキンケアにもよく使用されています。抗菌や抗ウイルス作用も期待され、虫刺されにも有用です。

筋肉の痛み:疲れた筋肉をマッサージでほぐす

患部に2、3滴塗ります。もしくはキャリアオイル30mlに2、3滴加えてマッサージします。ローズマリーをブレンドしてもいいでしょう。

解毒:体内の解毒をうながす二日酔いにもおすすめ

肝臓を解毒し機能を活性化するには肝臓部に2、3滴塗るか、カプセルに入れて飲みます。お酒を飲み過ぎたときや二日酔いにもおすすめ。

研究報告

抗バクテリア作用:ヘリクリサム・オイルは実験した6種類のグラム(陽性/陰性)バクテリアに対して、明確な抗バクテリア作用を示している(Chinou et al.,1996)。

抗バクテリア作用:ヘリクリサムが黄色ブドウ球菌バクテリアの諸酵素の成長と生成の双方を抑制することが見られた(Nostro et al.,2001)。

抗酸化作用:アルザノール(ヘリクリサムから抽出)が、細胞毒性がない濃度で、ベロ細胞においてTBHが誘発する酸化ストレスを強力に抑制することが示された(Rosa et al.,2007)。

抗ウイルス作用:ヘリクリサムから抽出したアルザノールが、T細胞ではHIV-1の複製を抑制し、単球では炎症反応を促進するサイトカイン(化学伝達物質)の放出を抑制した(Appendino et al.,2007)。

抗ウイルス作用:ヘリクリサムは細胞毒性がない濃度で、ヘルペスウイルスに対して、著しい抗ウイルス作用を示すことが判明した(Nostro et al.,2003)

糖尿病:ヘリクリサムおよびグレープフルーツ抽出物は、ラットのインスリン抵抗性の食事モデルにおいて、食後血糖コントロールを改善することが判明した(dalaGarza et al.,2013)

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