【スパイクナード】－聖書に登場する重みのあるオリエンタルな香り－

新約聖書に登場する神聖なエッセンシャルオイル

ヒマラヤ山脈の標高3000~5000mの高地に自生する植物で、名前はスパイクの形をした根茎に由来。古代エジプト時代は「キフィ」の材料として、新約聖書では「ナルドの香油」として登場します。

最後の晩餐の前にマグダラのマリアがイエス・キリストの足に香油を注ぎ、自分の髪で拭ったとされています。

スパイクナードはアーユルヴェーダ医学では精神的なケアに、中国では「甘松香」と呼ばれる健胃薬として用いられていました。

日本では平安時代に香料として伝わり、その後、生薬としても用いられていたようです。

現代においても、鎮静作用や皮膚浄化作用が活用されています。

【有用性】

心：落ち着きリラックスできる

いらだちを抑え、気持ちを落ち着かせます。苦悩から解放され、心が平穏をとり戻すでしょう。

神経強壮、鎮静

体：優れた鎮痛作用を発揮

痛みを抑える成分が働き、頭痛や体の痛みを和らげます。また吐き気や消化不良など消化器系にも働きかけます。

鎮痛、抗菌、抗酸化、消炎、抗ウイルス、消化促進

肌：皮膚を再生し若々しい素肌に

肌を再生へと導く優れた働きがあり、エイジングケアに有用。また傷跡のケアにもおすすめです。

皮膚の強壮、抗炎症、抗真菌、殺菌

その他

デオドラント

注意妊娠中、授乳中は医師にご相談のうえ、ご使用ください。
栄養補助食品として摂取できません。

MEMO①気づきを与えてくれる

「受け入れること」と「感謝すること」を気づかせてくれるスパイクナード。根から抽出され、グラウンディング作用の高いオイルです。

使用方法

芳香浴:空気中に散布するか、直接ビンから香りを吸入してもよいでしょう。乗り物酔いや吐き気には、ティッシュペーパーかハンカチに1、2滴のオイルを垂らして、香りをゆっくりとかぎます。

塗布:体の一部分に塗布する場合は、薄めずに使用できます。足裏の反射区やツボと患部に1、2滴塗ってください。

沐浴:バスタブに1、2滴オイルを垂らし、入浴します。

美容:お手持ちの化粧水や乳液などに1、2滴加えて使用できます。

家事:水を入れたスプレー式容器にオイルを数滴加えよく混ぜ、散布します。

対応する症状

偏頭痛、不整脈、頻脈、動悸、冷え性、便秘、消化不良、吐き気、月経困難、アレルギー、肌の老化、湿疹、創傷、神経疾患、ストレス、緊張、不眠、月経痛、不安、シミ・シワ、傷、デオドラント、リラックス

研究報告

抗酸化作用:

スパイクナードオイルとスパイクナード抽出物は試験管内および動物実験で抗酸化作用を発揮し、神経細胞および心臓細胞を保護する能力があることを示した(Maiwalanjiangetal.,2014;Maiwalanjiangetal.,2013;Maiwalanjiangetal.,2015)。

Column②香りとチャクラ、数字との不思議な関係性

古来より、私たちは香りや音、色、ハーブなど、さまざまな自然エネルギー心身を癒され、元気を与えられてきました。

そして、「数」もまた固有のエネルギーを持っていると考えられ、多くの専門家たちが自然エネルギーと人間の関係性について研究を重ね、体系づけてきました。

インドのアーユルヴェーダにも用いられ、価値あるオイルとして重宝されているスパイクナードは、高いグラウンディング(地に足をつける)の特性から瞑想に適しています。

また、スパイクナードは、「ルート(根っこ)チャクラ」と呼ばれ、生存本能を司る第1チャクラに作用します。このチャクラが開くと安心感や自信を得て、意欲や勇気やる気が湧き、生命力がみなぎってきます。

瞑想やヨガを行う際にチャクラを意識することで、必要かつ良好なエネルギーを取り入れられます。オイルの助けを借りてチャクラを整えましょう。

またスパイクナードは、数字の「6」にも対応しており、6は全数字のなかで最も調和の取れた「愛」の数です。

全数字の中心にあり「自尊心」「自信」をあらわすといわれています。

人は自分自身と調和し、真実の道生き始めた時、自己犠牲ではない本当の愛に目覚めることができます。

自分自身とつながりたい、周囲の人に愛情と感謝の気持ちで接したいと思ったとき、スパイクナードの香りがサポートしてくれるでしょう。