【コパイバ】-元気を与えてくれる スパイシーでウッディな香り-

シングルオイル

熱帯雨林に育つ大樹

近縁種が35種類もあるコパイバ。南アメリカのアマゾン川、オリノコ川流域を中心とした熱帯雨林に育ち、20mもの樹高になります。1本の木から年間40リットルもの樹脂を産出。先住民たちは、その樹脂を万能薬として重宝してきました。今でも現地では泌尿器や呼
吸器の感染症の治療のために用います。

強い殺菌作用と抗炎症作用

抗炎症作用に優れ、鎮痛と殺菌作用が強力なコパイバ。アメリカ合衆国では、殺菌剤、利尿剤、下剤に使用。さらに肌を柔軟にさせるエモリエント作用があることから、石鹸や化粧品にも活用されてきました。最近では胃潰瘍やがん予防治療薬としての研究も進んでいるようです。

【有用性】

落ち着いた穏やかな心に

主成分のβ-カリオフィレンがアドレナリンの分泌を抑え、緊張や不安のない状態に導きます。

鎮静、緊張や不安、ストレスの解消

傷や感染症に有用

傷の炎症を抑え、痛みを和らげ殺菌します。粘膜機能の回復や分泌の正常化にも役立ちます。

殺菌、抗炎症、鎮痛、抗酸化、抗真菌、刺激、抗菌、抗ウイルス

炎症を抑える

にきびや吹き出物の炎症を抑え、殺菌作用をもたらします。皮膚を軟化させ状態を改善へ導いてくれます。

殺菌、抗炎症、皮膚再生、収れん、皮膚軟化

その他

利尿作用

MEMO①

癒しを与えてくれるオイル

コパイバは、自己嫌悪恐れ、罪悪感といった感情を心の奥にしまい込んでしまった人に、手を差し伸べてくれるオイルです。癒しを与えて、常に愛されていること、そして過去を受け入れるべきだと伝えてくれます。

注意:繰り返し使用すると接触によりアレルギー反応を起こすことがあります(接触感作)。
敏感肌の方は炎症を起こすことがあるのでキャリアオイルで薄めて使ってください。

使用方法

芳香浴:空気中に散布してもよいでしょう。直接ビンから吸入してもよいでしょう。

塗布:体の一部分に塗布する場合は、薄めずに使用できます。足裏の反射区やツボと患部に1、2滴塗ってください。敏感肌の方はキャリアオイルで薄めてご使用ください。

摂取:カプセルに1、2滴入れて飲んでください。水120ml、またはハチミツ15mlにオイル1滴を目安に希釈してください。

※米国食品医薬局(FDA)によって、摂取することが安全だと認められています。
※6歳未満の子どもには摂取させないでください。6歳以上の子どもに摂取させる必要がある場合は、さらに薄めて慎重に使いましょう。

沐浴:バスタブに2、3滴オイルを垂らし、入浴をします。

対応する症状

傷、皮膚炎、やけど、いぼ痔、風邪、インフルエンザ、膀胱炎、筋肉痛、関節痛、花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支炎、喘息、便秘、下痢、神経消耗、循環器・呼吸器系の不調、ホルモンバランスの乱れからくる精神面の不調、頭痛、ストレス、不眠、不安、シミ・シワ、ニキビ・吹き出物、乾燥肌、水虫、腰痛、せきシワ、ニキビ・吹き出物、乾燥肌、水虫、腰痛、せき

おすすめの活用法

優れた抗菌、抗炎症作用があり、傷ややけど、感染症に有用性を発揮。
風邪のとき、吸入やうがい、入浴が症状緩和に役立つでしょう。

ニキビ強力な抗炎症作用で肌をケア

患部に1滴直接塗りましょう。または、1滴をキャリアオイル5mlに薄めて塗ってもよいでしょう。

せき喘息や気管支炎の症状を緩和します

15mlのキャリアオイルにオイルを1、2滴加えて、のどから胸に塗ります。また、ディフューザーで香りを空気中に散布してもよいでしょう。

膀胱炎や痔泌尿器疾患に有用性を発揮

バスタブにお湯をはり、オイルを3滴垂らし、ゆっくり浸かります。痔には、キャリアオイルで薄めて、患部に塗ってもいいでしょう。

肌のシワ肌を引きしめハリを与える

ローションに1滴入れ、肌にしっかり馴染ませます。Tゾーンに使えば、化粧くずれが抑えられ、化粧ののりもよくなります。

MEMO②

民間療法薬として活躍

南米の先住民は、コパイバの樹液を万能薬として大切に使用してきました。16世紀にヨーロッパへ伝わると、気管支炎や泌尿器の治療で活躍しました。現在でも、南米では、胃炎、気管支炎、外傷の手当、喉の痛みなど、さまざまな症状を改善する民間療法薬として、使われています。

研究報告

にきび:

尋常性座瘡(にきび)の改善にコパイバオイルを含有するジェルが顕著に助けとなるということが判明した(daSilvaetal.,2012)。

抗酸化作用:

マウス脾細胞による酸素ラジカル、特にNOとH2O2、およびサイトカイン(どちらも多発性硬化症の病因に関与する)の過剰生産は、コパイバオイルによって有意に抑制された(Diasetal.,2014)。

不安症:

高架式十字迷路におかれたラットに対して、コパイバオイルは抗不安剤のジアゼパムに匹敵する抗不安作用を示すことが判明した(Curioetal.,2009)。

痛み:

齧歯(げつし)動物(ネズミ・リス・ビーバーなど)へのコパイバオイルの経口投与は、抗侵害受容作用(痛みを引き起こす刺激の伝達の遮断)を有することが判明した(Gomesetal.,2007)。

抗炎症作用:

コパイバオイルに含まれるβ-カリオフィレンは、動物モデルの炎症性疼痛反応を軽減することが判明した(Klaukeetal.,2013)。

抗バクテリア作用:

コパイバオイルは数種類のバクテリアに対して抑制作用を発揮した(Santosetal.,May2008)。

抗バクテリア作用:

コパイバオイルは黄色ブドウ球菌を試験管内で抑制することが判明した(Bonanetal.,2015)。

皮膚:

コパイバオイルは寄生虫のアマゾンリシュマニア(皮膚の病変を引き起こす原虫)を阻害することが判明した(Santosetal.,Nov,2008)。

抗ガン作用:

β-カリオフィレン(コパイバオイルに含まれる)がパクリタキセル(イチイ由来の化学療法薬)の抗ガン作用を高めることが判明した(Legaultetal.,2007).

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