【クローブ】-体を温め元気を回復させる甘くスパイシーな香り-

シングルオイル

150年生きる長命の木

紀元前200年頃のインドの叙事詩「ラーマーヤナ」に、すでに記録されています。インドネシア原産で高温多雨の熱帯に育つ、樹高12mの常緑樹で、150年生きるといわれるほどの長命の木です。釘の形に似たつぼみをつけるのが特徴で、中国では釘を意味する「丁番」や「丁子」と呼ばれています。

殺菌力が強く古くから活躍

中世ヨーロッパでは黒死病(伝染病)を防ぐために使われていたほど、強い殺菌力が特徴。痛みの緩和や口臭対策にも役立つことから、中国では昔から、歯痛の緩和につぼみを噛みしめていたようです。現代でも歯磨き粉の原料として用いています。抗菌作用のほかに抗真菌作用もあり、クローゼットの衣類をカビや虫から守り、消臭作用も発揮します。

【クローブの有用性】

心:刺激的な香りで元気に

刺激作用が働き、落ち込んでいるときや気力を高めたいときに効果を発揮。行動力も湧いてきます。

刺激、高揚、精神刺激

体:冷えのトラブルや風邪対策に

冷えが原因でおこる胃腸のトラブルをケアします。風邪やインフルエンザ対策にも役立ちます。

加温、健胃、鎮痛、抗バクテリア、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、消炎抗寄生虫、抗腫瘍、抗酸化、免疫刺激、抗感染、強力な防腐作用、消毒、殺菌、免疫刺激

口:口内のトラブルを緩和

直接塗布することで歯痛や歯周病の痛みを緩和します。また、虫歯や口臭の対策にも役立ちます。

鎮痛、抗炎症

その他

防虫、防カビ

※注意
妊娠中や授乳中、アレルギーがある方は医師にご相談ください。敏感な肌が炎症を起こすことがあります。さらに薄めて使用してください。繰り返し使用すると、接触によって極度なアレルギー反応が起きることがあります(接触感作)。ディフューザーから直接吸い込むと鼻炎を起こすことがあります。注意しましょう。

クローブの使用方法

芳香浴:空気中に散布してもよいでしょう。

塗布:体の一部分に使用するには、オイルとキャリアオイルを1:1で薄めます。反射区やツボと患部に塗ります。

摂取:カプセルに1、2滴入れて飲むか、飲み物や食べ物に入れてください。水120mlまたはハチミツ15mlにオイル1滴を目安に希釈。

※米国食品医薬局(FDA)によって、摂取することが安全だと認められています。

※6歳未満の子どもには使用しないでください。6歳以上の子どもには、さらに薄めて、慎重に使いましょう。

家事:コットンに2、3滴垂らし、置いておくと虫やカビの発生を防ぎます。

クローブのおすすめの活用法

成分にオイゲノールを含んでいることから、漢方や西洋本草学、現代の歯科分野でもクローブは、強い力をもつ洗浄剤とみなされています。
近年では、ウイルスやバクテリアを撃退する効果も期待されています。

歯周病・歯痛:痛みの緩和や口臭ケアに効果的です

キャリアオイル1に対してオイル1の割合で薄め、周囲の歯肉に直接塗りましょう。

禁煙:気持ちを落ち着かせリフレッシュさせます

タバコを吸いたい気持ちになったときに、薄めたオイルを舌の上に指で乗せましょう。気持ちが安定します。

MEMO①

依存心払拭に働きかけます

クローブは、人と自分との間に適切な境界をつくり、自分の両脚でしっかり立つ強さを与えてくれるオイルです。本来の自分を取り戻し、自己顕示力の目覚めをサポートし、人に依存することをやめるように導いてくれます。

風邪症状の緩和や予防にも役立ちます

1日に数回、コップに1、2滴入れてうがいをします。カプセルに入れて飲んでも。せきの治療には舌下に塗るのがいいでしょう。

肉や魚の臭み消しスパイシーな芳香は香りづけにも

下味をつけるときに1滴入れれば、肉や魚の臭み消しになります。和風、中華、パンやスイーツの香りづけにもいいでしょう。

お腹のガス溜まり腸の働きにアプローチしてすっきりと

生理、冷え性、運動不足、デスクワークなどで腸を圧迫し、腸の働きが鈍くなり、ガスが溜まりやすい状態の女性も少なくないでしょう。キャリアオイル15mlに1滴のオイルを混ぜておなかに塗ってください。

感染対策室内の細菌を除去し健康を保つ

6滴ほどディフューザーに入れて室内に散布しましょう。殺菌作用によって、室内の空気を洗浄し、ウイルスや細菌を除去。風邪対策に役立ちます。

対応する症状

歯痛、歯周病、喘息、気管支炎、口臭、冷え性、下痢、風邪、感染症、しゃっくり、帯状疱疹虫刺され、水虫、禁煙、不安、無気力、関節炎、バクテリア性大腸炎、血餅、コレラ、膀胱炎、歯感染、疲労、膨満(ガス)、インフルエンザ、緊張性頭痛、高血圧、昆虫防除、吐き気、神経炎、イラクサやウルシ(トゲ抜き)、リウマチ、皮膚疾患、痛み(口と皮膚の痛みが素早く癒されます)、ウイルス性肝炎、嘔吐、イボ、ニキビ・吹き出物、のどの痛み、鼻づまり、傷、食欲不振、筋肉痛

MEMO②

敗北感と決別する

「被害者意識」や「敗北感」、そして「支配という圧力」、「拒絶されることへの恐怖」といった感情に対して、はっきりとした境界線を引き、ネガティブな感情をはねのける力をあと押ししてくれるのがクローブです。守られているという安心感も生まれるでしょう。

MEMO③

医薬品にも使われるオイゲノール

東洋、西洋、そして、アーユルヴェーダなど、世界中の治療分野でその薬効性が認識されているクローブ。昔から、風邪、消化不良、吐き気、神経痛、寄生虫、帯状疱疹、副鼻腔炎、歯痛などの緩和に使用されてきました。

クローブの精油に含まれているオイゲノールは、殺菌剤や麻酔薬などの医薬品にも使われ、強い洗浄力を持っています。そのためクローブは、ウイルスやバクテリアを撃退するオイルと認められています。

スパイシーな香りが不快感を和らげる特性があり、家庭の救急時や災害時に常備すると役に立ってよいでしょう。オイゲノールの香りをゴキブリが嫌うため、ゴキブリ除けとしても使用できます。乾燥させた花びらに垂らし、ポプリとして部屋に置いておくと、ゴキブリに限らず、害虫を寄せつけないでよいでしょう。

エッセンシャルオイルの高い抗酸化作用で酸化ストレス対策を

私たちの体に取り込まれた栄養素の多くは分解されて、グルコース(糖の一種)や脂肪酸となり、細胞内のミトコンドリアで酸化され、活性酸素に変わります。

活性酸素はそれを除去する酵素や抗酸化剤で消化されるのですが、加齢とともにその作用は低下します。

ですから、そのうえ不健康な生活習慣や慢性炎症などにより、生成と消去のバランスは崩れ、活性酸素によって、体内が酸化する酸化ストレスが生じます。それは、老化や病気、痛みの原因となるといわれています。食べ物などが酸化して痛むように、私たちの体も酸化によって「痛んで」しまうのです。

酸化を抑える「抗酸化力」が「アンチエイジング」のキーワードになるのには、そういう理由があるのです。

活性酸素を除去するのが「抗酸化力」です。高濃度高品質のエッセンシャルオイルは、野菜や果物の約100倍の抗酸化力があるといわれています。なかでもクローブは、にんじんの5000倍以上の抗酸化力を持つという数値も発表されています。わずか1滴であっても高い作用が期待できるのです。

研究報告

血餅:

クローブ・オイルは、生体内実験でも生体外実験でも、うっ血と血栓を招く血小板凝集を防止することが見られた(Saeedetal.,1994)。
抗バクテリア作用:シナモン、タイム、クローブのエッセンシャルオイルが、気道の病原体のいくつかに対して、抗バクテリア効果を示した(Fabioetal.,2007)。

抗バクテリア作用:

月桂樹、シナモン、クローブのオイルが、黄色ブドウ球菌によるアルファ毒素と腸毒素Aの生成量を減少させた(Smith-Palmeretal.,2004)。

抗真菌作用:

クローブ・オイルに、非常に強力で徹底的なスカベンジャー作用(抗酸化作用)が見られた。テストしたカンジダ菌株に対して、抗真菌作用も見られた(Chaiebetal.,2007)。

抗真菌作用:

クローブから採れるオイゲノールとタイムから採れるチモールは、0.4mg/ml以下の濃度で、黄色アスペルギリス(学名:Aspergillusflavus)と虹色アルペルギリス(学名:Aspergillusversicolor)の成長を抑制した(Hitokotoetal.,1980)。

消炎作用:

オイゲノール(クローブ・エッセンシャルオイルの成分)が、タラ肝油の消炎作用を高めることが判明した(炎症が30%低下した)(Reddyetal.,1994).

抗炎症作用:

クローブオイルは、ラットにおいて体液性免疫を増加させ、細胞性免疫を減少させることが判明した。これはクローブオイルが免疫反応を調節し、全体として抗炎症剤として作用することを示している(Halderetal.,2011)。

抗ウイルス作用:

マウスの実験では、オイゲノールが単純ヘルペスに対してウイルス破壊性を示し、ヘルペスで誘発した角膜炎(角膜の炎症)の進展を遅らせることが判明した(Benenciaetal.,2000)。

昆虫防除:

オイゲノール、アルファ・テルピネオール、シナモン・アルコール(桂皮アルコール)のブレンドに、アメリカ・ゴキブリ、オオアリ、ドイツ・ゴキブリに対して、殺虫効果があることが判明した(Enan,2001)。
昆虫防除:クローブ・オイルに、強力なシロアリ駆除効果が見られた(Zhuetal.,2001).

白血病:

クローブエッセンシャルオイルの主要化学成分であるオイゲノールは、活性酸素生成を介してヒト白血病細胞にアポトーシス(プログラム細胞死)を誘導することが判明した(Yooetal.,2005)。

記憶:

スコポラミン(記憶障害を引き起こすことが知られている薬剤)の治療前に、3週間クローブエッセンシャルオイルの投与することは生理食塩水のみの投与と比較して、スコポラミン誘発記憶障害を顕著に打ち消すことが判明した(Halderetal.,2011).

てんかん:

クローブの水溶液およびエタノール性抽出物は、対照と比較すると薬物誘発痙攣のマウスにおいて発作潜伏期間を増加させ抗痙攣効果を誘発することが判明した(Hosseinietal.,2012)。

関節炎:

オイゲノールは、単核球の膝関節への浸潤を抑制し、サイトカインレベルを低下させることにより、マウスの関節炎を改善することが判明した(Grespanetal.,2012)。

パーキンソン病:

オイゲノール投与はマウス線条体(大脳の一部で神経細胞が集合している部位)モデルにおいて、ドーパミン抑制と脂質過酸化の誘導を防ぐことがわかった。これは、オイゲノールがパーキンソン病の治療に有用である可能性を示唆している(Kabutoetal.,2007)。

多発性硬化症:

B-カリオフィレン(クローブオイルに含まれる)は、多発性硬化症のマウスモデルにおける中枢神経系の神経炎症、および脱髄過程(神経細胞のミエリンを障害)から守る助けをすることが判明した(Albertietal.,2017)。

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